2020年10月10日
和船カスタム⑤ アンカー架台
今回カスタムしている船の舳先には
風化した木材が
船首部分空けた大穴に
縦に貫通したボルトで留めてありました。

その木材は
カンヌキとかの呼び名らしいけど
元々
FRP和船は
木造の伝馬船からの
流れを汲む船体だと思うので
カンヌキと呼ばれるのも
船大工が作る
木造船の部位の呼び名だと思って
ネットを検索すると
伝馬船製作のブログ内に
カンヌキの記事と
カンザシの記事を見つけたので
引用の為にリンク張らせて頂きます。
ありがとうございます。
伝馬船ブログ
カンヌキ
カンザシ
和船の構成部品として
カンヌキとカンザシが両方ある様ですね。

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カンヌキとカンザシ
本来の言葉の意味
wikipedia
カンヌキ
カンザシ
今回のFRP船に
元々ボルト留めしてあった風化木材は
カンザシに近い形状の様です。

船屋さんに
「この木材が無いとダメなんでしょうか?」と聞いてみたら
「このタイプの和船には
アンカーを引っかけておく場所(アンカーローラーを固定する場所)が無いから
この様な木材を船体に取り付けている」
との事でした。
「但し
現状の風化した木材では
荷重のかかるアンカーローラー台には不安だから
新しいもっとしっかりした木材に替えないとダメだろうね」
と
言っておられたので
カンヌキ?カンザシ?的な木材を撤去して
アンカーローラー架台を新しくする事にしました。
今回の船の
船体の外々幅の一番広い部分が約1.8mあったので
架台の木材の長さを船体よりも若干長い1850mmに設定して
風化してしまった現状で幅11cm×高さ6cm位だったカンザシよりも高さを高くした
幅12cm×高さ10cmの桧材に替えます。
風化した木材を外してみると
ステンレスの寸切ボルトが
緑青(ろくしょう)の様な緑色の錆で染まっています。
そして
そのボルトは曲がっています。
私は
当初
寸切では無くて
片ボルトを上から差し
ボルトの頭は
座彫りをした木材に埋めて
コーキングしてボルト頭を隠して
錆を抑制しようと思っていましたけど・・
実際に古い木材を外してみると
元々のボルト穴に開け損じがあって
片方の穴はいわゆる楕円形状です。
その現状穴を見た結果
ボルトを先に貫通した状態で
ボルト廻りを穴埋め防水処理して固定してから
ボルト穴を開けた木材を
上から落とし込む施工方法で進める事に決めて
M12ステン寸切ボルトを用意して
作業に取りかかります。

船体のボルト穴にボルトを通してみると
元々の穴の開け方が悪い為
船体に対して直角にはボルトが刺さりません。

このズレを計算して
木材に貫通する穴の角度を倒して穴開けします。
木材の穴開け完了後
ボルトを木材のボルト穴に入れて
位置確認してから
木材の欠き込み部分(船首船縁の曲線)を描き取っていきます。
その描き取った線に合わせて
木材を切り欠いて(今回は100mmの木材の高さの内30mmを切り欠きました)
上部ナット部分の座堀を木材に施してから

船体と木材をボルト締結します。

桧材には防腐剤(キシラディコールのジェットブラック色)を塗っています。
上部ナット部分の座堀穴や船体との取合い部分は
変成シリコンのブラックでコーキング処理します。
コーキング材の種類
この部分のコーキングに
変成シリコンを選んだ理由は
海水の飛沫や直射日光に晒されて
更に重量と強力な力とで引っ張られたり
アンカー上げ下げの振動に耐えながら
船体に開けたボルト穴への海水の侵入を防ぐ事を担い
過酷な環境で耐えるコーキングに
塗装膜のコーティングをする事で
劣化や防水層の崩壊を遅らせようと思ったからです。
斜面幅3cm位の幅広の船体取合いコーキングと
ボルトを埋めた座堀穴をカバーしたコーキングは
後日
油性塗料で塗装しようと思います。


この状態で
ボルト穴から船体内部への
直接的な水の侵入は無くなったので
乾燥と安定の為の
しばらくの養生期間を経て
アンカーウインチの巻き上げ側から
糸を引っ張った角度で
アンカーローラーの設置をして
シーアンカーのロープを留める為の
ステンレス金具も取り付けて
アンカーローラー架台の設置が完成しました。
架台木材設置前

アンカーローラー設置後


次回へ続く

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風化した木材が
船首部分空けた大穴に
縦に貫通したボルトで留めてありました。

その木材は
カンヌキとかの呼び名らしいけど
元々
FRP和船は
木造の伝馬船からの
流れを汲む船体だと思うので
カンヌキと呼ばれるのも
船大工が作る
木造船の部位の呼び名だと思って
ネットを検索すると
伝馬船製作のブログ内に
カンヌキの記事と
カンザシの記事を見つけたので
引用の為にリンク張らせて頂きます。
ありがとうございます。
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カンヌキ
カンザシ
和船の構成部品として
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カンヌキとカンザシ
本来の言葉の意味
wikipedia
カンヌキ
カンザシ
今回のFRP船に
元々ボルト留めしてあった風化木材は
カンザシに近い形状の様です。

船屋さんに
「この木材が無いとダメなんでしょうか?」と聞いてみたら
「このタイプの和船には
アンカーを引っかけておく場所(アンカーローラーを固定する場所)が無いから
この様な木材を船体に取り付けている」
との事でした。
「但し
現状の風化した木材では
荷重のかかるアンカーローラー台には不安だから
新しいもっとしっかりした木材に替えないとダメだろうね」
と
言っておられたので
カンヌキ?カンザシ?的な木材を撤去して
アンカーローラー架台を新しくする事にしました。
今回の船の
船体の外々幅の一番広い部分が約1.8mあったので
架台の木材の長さを船体よりも若干長い1850mmに設定して
風化してしまった現状で幅11cm×高さ6cm位だったカンザシよりも高さを高くした
幅12cm×高さ10cmの桧材に替えます。
風化した木材を外してみると
ステンレスの寸切ボルトが
緑青(ろくしょう)の様な緑色の錆で染まっています。
そして
そのボルトは曲がっています。
私は
当初
寸切では無くて
片ボルトを上から差し
ボルトの頭は
座彫りをした木材に埋めて
コーキングしてボルト頭を隠して
錆を抑制しようと思っていましたけど・・
実際に古い木材を外してみると
元々のボルト穴に開け損じがあって
片方の穴はいわゆる楕円形状です。
その現状穴を見た結果
ボルトを先に貫通した状態で
ボルト廻りを穴埋め防水処理して固定してから
ボルト穴を開けた木材を
上から落とし込む施工方法で進める事に決めて
M12ステン寸切ボルトを用意して
作業に取りかかります。

船体のボルト穴にボルトを通してみると
元々の穴の開け方が悪い為
船体に対して直角にはボルトが刺さりません。

このズレを計算して
木材に貫通する穴の角度を倒して穴開けします。
木材の穴開け完了後
ボルトを木材のボルト穴に入れて
位置確認してから
木材の欠き込み部分(船首船縁の曲線)を描き取っていきます。
その描き取った線に合わせて
木材を切り欠いて(今回は100mmの木材の高さの内30mmを切り欠きました)
上部ナット部分の座堀を木材に施してから
船体と木材をボルト締結します。
桧材には防腐剤(キシラディコールのジェットブラック色)を塗っています。
上部ナット部分の座堀穴や船体との取合い部分は
変成シリコンのブラックでコーキング処理します。
コーキング材の種類
この部分のコーキングに
変成シリコンを選んだ理由は
海水の飛沫や直射日光に晒されて
更に重量と強力な力とで引っ張られたり
アンカー上げ下げの振動に耐えながら
船体に開けたボルト穴への海水の侵入を防ぐ事を担い
過酷な環境で耐えるコーキングに
塗装膜のコーティングをする事で
劣化や防水層の崩壊を遅らせようと思ったからです。
斜面幅3cm位の幅広の船体取合いコーキングと
ボルトを埋めた座堀穴をカバーしたコーキングは
後日
油性塗料で塗装しようと思います。
この状態で
ボルト穴から船体内部への
直接的な水の侵入は無くなったので
乾燥と安定の為の
しばらくの養生期間を経て
アンカーウインチの巻き上げ側から
糸を引っ張った角度で
アンカーローラーの設置をして
シーアンカーのロープを留める為の
ステンレス金具も取り付けて
アンカーローラー架台の設置が完成しました。
架台木材設置前
アンカーローラー設置後


次回へ続く
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Posted by 迷人 at 12:55│Comments(0)
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